芭蕉の場所を追いかけて
(畿内編)

 奈良や京都は古い町なので、様々な時代の顔を持っています。特に京都は、どの時代を切り取っても存在感があり、重さを感じる。その点奈良は、都が去ってからはずっと地味なままですね。今と同じく、ずっと「大仏」で飯を食ってきたような気がする。こんなこと書くと怒られます。
 今回は江戸時代を追いかけることにします。近畿地方における、芭蕉の場所を追いかけることで、少しは江戸期のことがわかるかなあ?
 「奥の細道」のイメージがとても強い芭蕉さんですが、何度も近畿にはお越しになっています。生まれは奈良から一山越えた伊賀上野だし、終焉の地が大坂御堂筋の近くだし、遺言で遺骸は大津の義仲寺に葬られました。奈良や京都にも何度も来ています。
 例によって、なんちゃって文学散歩ですけど、しばらく芭蕉さんの跡を追いかけてみます。
 

                             
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