龍田大社
大和の風を集める風の神様であるが、あいにく本日はそよ風すら吹かない。さすがに大社としての風格をそなえ、広い境内は清潔に保たれている。
龍田大社からJR三郷駅へ。駅の近くに 1748番の歌碑。今まで見た中では最も立派な構えで、歌碑と言うよりは記念碑という趣であった。
亀の瀬地すべり地帯
わが行きは 七日は過ぎじ 龍田彦 ゆめこの花を 風にな散らし
(高橋虫麻呂 9−1748)
龍田山を見上げながら、昔の龍田道と言われる古道に入る。大和・河内の国境を越え、峠八幡神社へ。虫麻呂一行もこの道を通って河内へ向かったのであろうか。どこまでも古道を下って行きたかったが、帰れなくなると困るので、JR河内堅上駅の手前で引き返す。
途中、有名な亀の瀬地すべり地帯を通る。現在も対策工事が行われている。関西本線の線路も、地すべりによって何度もルートを変更したと聞いている。
峠八幡神社