大阪文学散歩もど記 〜天満宮〜
天神祭が始まろうとしていた。船渡御だけが天神祭ではない。華やかな傘を持った若衆たちが、笛、太鼓の音色に合わせて境内や天神橋筋商店街を練り歩く。祭の喧噪の中、文学散歩の気分ではないが、奥の方はまだ静かだった。
芭蕉句碑 楳(うめ)咲てよろこぶ鳥の気色かな