大阪文学散歩もど記 〜新世界〜
美術館前の坂を下り、動物園を横に見ながら新世界へ。久しぶりの訪問だが、ひと頃に比べると結構観光客が多かった。隣接するフェスティバルゲートは今や大阪市のお荷物。店舗はほとんどシャッターが下りて、ひどいことになっていた。
「めし」の主人公、里子の目を通して語られるジャンジャン横丁は、今も同じような店が並んでいる。串カツ、ホルモン焼き、すし屋、将棋クラブなどなど。観光客が増えたのか、以前より小ぎれいな商店街になっていた。入り口には「南陽通商店街」とあったように思うのだが、今は「ジャンジャン横丁」の名前が掲げられている。
碑文には、「昔通天閣のあったころは・・・・」とあり、現在の二代目通天閣が建つ前の話であることがわかる。林芙美子さんは、この小説を新聞連載中に亡くなられた。
初代
二代目