大阪文学散歩もど記 〜毛馬〜
大河淀川は、毛馬で旧淀川を分流して海に注ぐ。淀川の土手にはサイクリングロードが続き、季節を問わず自転車を走らせるとまことに気分がよろしい。
毛馬堤の土手に、与謝蕪村生誕地の碑がある。毛馬で生まれた蕪村は、故郷への思いを「春風馬堤曲」の中で詠んでいる。
春風や 堤長うて 家遠し
碑のすぐ近くは毛馬の閘門。閘門とは、淀川を洪水から守るために作られた施設。くわしいことは知りませんが。
付近は公園になっており、先代の閘門や淀川改修記功碑などがある。
この日はあいにくの天気で、毛馬でとうとう雨が降ってきた。江口の里まで走るつもりだったが、あきらめて長柄橋の方から帰る。