大阪文学散歩もど記  〜法善寺〜

 
大阪のミナミも日々変貌しているが、法善寺の界隈だけは水掛不動さんを中心に、いつまでも変わらぬ風情を残し続けるはずだった。だが、二度にわたる大火で周囲の飲食街は消失してしまい、ようやく徐々に復興しつつあるところだ。

法善寺横丁

水掛不動

織田作之助の碑

西田当百川柳碑

             

行き暮れてここが思案の善哉かな

私が訪れた日は、ちょうどお祭をやっていて、上方落語会の大御所さんが餅つきのパフォーマンスをやられていた。

 あほボンの柳吉としっかり者の蝶子という典型的な男女のパターンであるが、昔なつかしい大阪を気軽に味わわせてくれる。古くは蝶々・雄二、最近では大助・花子さんたちの漫才さんにしっかり受け継がれている。

上かん屋ヘイヘイヘイとさからわず

   藤島桓夫

♪月の法善寺横丁♪