芭蕉の場所を追いかけて（京都編）

嵯峨野さやさや　落柿舎男一人旅

　元禄四年（１６９１年）４月１８日、芭蕉は京都嵯峨の落柿舎に入ります。落柿舎は門人・向井去来の草庵で、芭蕉は５月４日まで滞在しました。この間の日記を、「嵯峨日記」と言います。芭蕉４８歳。
　「嵯峨日記」を執筆した落柿舎を中心に、京都での芭蕉の足跡を追ってみようと思います。

	嵐電と同じ道を通り、西へ向かいます。
	太秦駅です。
	太秦の広隆寺さん。入りません。
	嵐山が見えてきました。
	渡月橋です。渡りません。
	美空ひばり館も、もうすぐ閉館するらしいです。入りません。
	大本山天竜寺。入りません。
	竹林の道を行く。本当に久しぶりです。
	のどかな道だなあ。 観光シーズンは人であふれかえるのでしょうね。
	今日はええ雲出てます。
	落柿舎に着きました。 門人・去来の草庵です。　入ります。
	外壁に蓑と笠がかかっています。これは去来が在宅している印だそうです。
	去来の句碑です。 〜柿主や梢はちかきあらし山〜
	縁側に、芭蕉と去来が腰かけて、語り合ったんだろうなあ。 本当は当時の建物とはちがうそうです。
	芭蕉翁の句碑。 〜五月雨や色紙へぎたる壁の跡〜 「嵯峨日記」の最後に掲載されている句です。 明日この庵を出るので、中を見て回ると、壁には色紙をはがした跡も残っていたなあ。外は雨が降っている。
	投句しません。
	落柿舎近くの墓地に、去来さんのお墓がありました。 本来のお墓は別のお寺にあるそうです。
	二尊院です。入りません。
	祇王寺です。入ります。 何と２９年ぶりの訪問です。
	きれいなコケですねえ。
	竹藪だけ、何となく覚えていました。
	猫ちゃん、お休み。
	奥嵯峨を進みます。
	何やら楽しそうな、まゆ製品のお店に来ました。入ります。
	かわいらしいお人形でいっぱいです。
	化野念仏寺。入りません。 「徒然草」に出てました。
	今日はええ雲出てます。
	愛宕（おたぎ）念仏寺着。入ります。
	ユニークな石仏が、たくさんおられます。２０００体はおられるそうです。
	いくら見ても見飽きません。
	ええ感じで苔が生えています。
	何か楽しそうですねえ。
	寺を出ますと、少し先にトンネルが。このトンネルを抜けると清滝です。 抜けません。
	さて、嵯峨野から車折（くるまざき）神社まで来ました。入ります。
	末社がたくさんあります。芸能神社には、芸能人の名前がたくさん並んでいました。
	知ってる人いますか？
	芭蕉翁の句碑です。 〜ほととぎす大竹藪をもる月夜〜 これも、「嵯峨日記」所収の句です。
	境内を抜けると、真ん前が嵐電の車折駅でした。
	電車で来た人は、ここから入るわけですね。