芭蕉翁終焉の地 南御堂の巻


芭蕉最後の旅で、大坂入りしてから臨終に至るまでの経過をまとめてみます。

元禄七年(1694年)

9月9日  大坂到着。大坂の門人、洒堂と之道との仲違いを解決するのが目的だった。
9月10日 洒堂宅で、悪寒、頭痛に襲われる。
9月13日 住吉升の市を見学。
9月26日 「浮瀬亭」での句会。
9月27日 園女宅での句会。

10月に入ると、日を追って容態が悪化する。
10月5日 南御堂前の花屋仁右衛門宅に、病床を移される。門人たちに急が告げられる。
10月8日 「病中吟」として
       〜旅に病んで夢は枯野をかけ廻る〜 を詠む。
10月12日 花屋にて没す。51歳。
        夜、遺言により大津の義仲寺に葬るため、門人十名が遺骸とともに淀川を上る。

御堂筋を南下。
南御堂(難波別院)に着きました。
ほんまやねえ・・・
ご本堂です。
「旅に病んで・・・」の句碑です。
芭蕉の葉が句碑を覆います。
南御堂を出て、御堂筋を渡ります。
グリーンベルト上に、「芭蕉翁終焉の地」の石碑が建っています。
こんなメインストリートの真ん中に。何か寂しそうです。