芭蕉の場所を追いかけて(京都編)

伏見は酒どころ桃どころ
 の巻


伏見に来ました。何だか怪しい雲です。
御香宮神社です。入ります。
芭蕉翁の句碑です。

〜梅が香にのっと日の出る山路かな〜
本殿です。
大手筋の商店街に入ります。
酒造メーカーの展示館です。入ります。
伏見は名水の産地。「伏水(ふしみず)」をいただきました。
坂本龍馬で有名な旅籠、寺田屋さんです。
川沿いの眺め。酒蔵が並んでいます。
ええ眺めです。
十石船が繋留されています。
長建寺です。入りません。
電気鉄道事業発祥の地 の碑。
西岸寺に来ました。入ります。
芭蕉翁の句碑です。

〜我衣に伏見の桃の雫せよ〜

貞享二年(1685年)春、「野ざらし紀行」の旅で伏見を訪れます。「伏見西岸寺任口上人に逢て」という前書きがあります。

任口上人は、俳人たちにも慕われ、尊敬を集めていました。
伏見の桃の花の雫が私の服に染まるように、上人様のありがたい教えが私の心に染まっていきます。
この句は任口上人への挨拶句になっていると同時に、伏見という土地への挨拶にもなっていると思います。
当時の伏見は、「桃山」と呼ばれるほどの桃の名所、桃どころだったそうです。土地の名産品を、うまく句の中に取り入れてるわけですね。
西岸寺は「油懸地蔵」と称しています。地蔵菩薩に油をかけてお参りするという習わしからきているそうです。