芭蕉の場所を追いかけて(京都編)


嵯峨野の奥座敷 大悲閣千光寺を訪ねる


 渡月橋を中心に、年中観光客で絶えない嵯峨野界隈であるが、大堰川、保津川の右岸をさかのぼるとすぐに人通りも絶えてくる。貸しボートや屋形船を眺めながら行くと、やがて嵐山温泉。分岐から石段を登っていくと大悲閣千光寺がある。
 河川開発や朱印貿易で成功し、大悲閣を建てた京都の豪商・角倉了以を祀る。


渡月橋です。
保津川右岸の遊歩道を進みます。
完全手作りお寺の案内。
お寺の入り口に芭蕉句碑が。

〜花の山二町のぼれば大悲閣〜

ただし芭蕉の句かどうかは疑わしいそうです。
石段を登ります。
手作りやなあ。
手作りやなあ。
手作りやなあ。
急坂を登ります。ピッケル、アイゼンを忘れたのが悔やまれます。
着きました。ええ眺めです。
トロッコ列車が走っています。何回か乗ったことがあります。
京都市内を望む。
本堂再建の計画はあるようなのですが、資金集めに苦慮されているようです。
もう一基、芭蕉さんの句碑です。

〜六月や峰に雲置く嵐山〜

「嵯峨日記」所収の句です。
川沿いを戻ることにします。嵐山温泉の送迎船。
風流やなあ、屋形船。
渡月橋見えてきました。
嵐山モンキーセンター前通過。
渡月橋です。
夏の雲が満開ですがな。
嫌な予感的中。
帰り道、激しい雷雨に遭い、雹まで降ってきました。